2010年11月23日

南八幡の大招き猫(千葉県市川市南八幡)

 千葉県市川市南八幡5丁目に大きな招き猫の石像がある。猫本等で紹介されており、実物を確かめることにした。伝説でも持ちあわせている猫であればより興味がわくのだが。

 副都心線新宿三丁目駅から都営新宿線に乗り換え本八幡下車。県道6号を文化会館方面へ5分も行くと「TOBACCO SHOP 千寿」がある。今どき珍しいたばこ専門店だ。以前は自動販売機のそばと聞いていたが、表通りから脇道に入った店の窓口脇に立っていた。堂々たる粗彫りの猫で、これまで見たどの招き猫よりも存在感がある。窓口のガラス戸を隔てて御主人がが新聞を黙々と読んでいた。数十年前に商売繁盛を願って店前に置いたもので、もともとは石材店にあったのだという。石屋の猫好きさんが腕をふるったものか。伝説がからんだ猫でなければ長居は無用。たばこ税値上げ後も大店を維持していられるのは、やはりこの大招き猫の御利益と考えてもいいのではないか。

たばこ店の窓口にいた

存在感は抜群

ツラ構えもよろしい

 次なる猫さがし歩きは京成八幡から高砂〜柴又と乗り継いで帝釈天へ。帝釈天〜山本邸〜葛飾柴又寅さん記念館(入場料500円)〜矢切の渡しと、ついつい観光客になりきってしまう。横道へそれるべきだった。人が多すぎて猫アンテナ感度もにぶる。とうとうナマ猫には会えずに不発に終わった。

彫刻が見事な帝釈堂
猫回しはいないものか(帝釈天境内で)
くるまやの招き猫(葛飾柴又寅さん記念館)
煎餅屋のチビ招き(葛飾柴又寅さん記念館)
大正末期の特色残す和洋折衷の建物(山本邸)
寂しき「矢切の渡し」
柴又駅前の寅さん像