プロフィールには書いていないが、自分は日本ヒマラヤ協会会員(会費納めているだけ ※1999年末で退会)でもある。海外山行は一回だけで、しかも5000m級の山でへろへろになってきたくらいだから、あまり向いていないことは承知している。
それでも初めての海外山行後の高揚した気分のときに、次は6000m級をと考えたのは確かで、情報だけは集めておこうというつもりで入会したのだった。努力次第では、50歳過ぎてからでもチャンスがこないともかぎらないし、刺激を受けておきたい意欲はまだある。
ところが、海外どころか国内の山さえもごぶさた続きの昨今、退会しようかどうかの瀬戸際にたたされているのが実情。まあ、自分の山のレベルでは、協会主催のキャンプでなくても、トレッキングパーミッションで登れる山が頑張っても精一杯だろうから、どうってことないんだけど……。
それはともかく、毎月送られてくる協会報の『ヒマラヤ』3月号(第316号)の表紙写真に、猫山が登場していたのでここで紹介しておきます。
その山は、バトゥーラ山群の未登峰ハチンダール・キッシュ(7,163m)の隣にそびえるアイカチュ・チョック(C6,500m)という岩峰。
「招き猫のような」と写真説明にあるように、左手招きでちょっと太めの愛敬ある招き猫山である。右の耳が欠けているのが残念だが、登山者に声援を送っているようで、見る側も気分がよろしかったのではなかろうか。
これを機に海外にも猫山はあるのかどうか、外国山名辞典で調べて見よう。ヨーロッパあたりには英語でいえばキャッツ・ピークとかワイルドキャッツ・フォレストなんてえのがありそうですね。