きょうも秩父方面へ向かう。五百羅漢で有名な曹洞宗少林寺(大里郡寄居町大字末野)は猫寺としても有名である。東武東上線寄居駅から秩父鉄道に乗り換えて一駅目の波久礼(はぐれ)駅で降りる。ふるさと歩道玉淀コースに従って歩くことにする。寄居に戻るように晩秋の秩父の里をてくてくと歩いていく。末野集落の末野神社は見事な彫刻がほどこされ一見の価値がある。桑畑が今も残り、養蚕農家の特徴を持つ造りの家が点在する。猫神が鎮座していても不思議ではない土地だ。30分ほどで少林寺に着いた。黒犬が飼われている。寺には猫がいるということを聞いたことがあるが今日は姿が見えない。
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紅葉の少林寺 |
猫像らしき石像を見つける
本堂左手から羅漢山登り口がある。ふと足下を見ておやっと思う。水子地蔵の手前に四つ足で頭がとれた石像があったのだ。これは「猫」ではないかと直感する。あとでゆっくり調べることにして、まずは裏山(羅漢山)めざして九十九折の山道を登っていく。山側斜面に延々と並ぶ羅漢を観賞していく。510体もの羅漢様がいると、よく探せば自分とよく似たのが見つかるに違いない。中には頭が欠け落ちてしまったものもある。登ること20分で頂上。明るく気持ちがいいところである。このまま鐘憧堂山(330m)に行きたくなるが、「猫像」が気になり往路を足早に下山する。なお、本堂右から登っても千体荒神のコースを経て羅漢山に至る。
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悩み尽きませぬ |
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すでに呆けていますが |
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延々と並ぶ羅漢様 |